本年度、11 月8 日(日)に予定されていました、東京での年次大会ですが、メール会議による執行部運営会議、常任理事会の決議を持ちまして、残念な限りですが、「本年度は開催しない」ということに決めさせていただきました。
理由につきましては、下記になります。
1)コロナウイルスの感染により、無症状の人も多いが、重度化する人が一定程度いる。
2)コロナウイルスは、潜伏期間の個人差があるが、最長2 週間程度とされている。
3)コロナウイルスによる罹患が沈静化していない状況において、開催地は、現時点でホットスポットとなっている東京であることもあり、潜伏期間下にあったり、また、罹患していても無症状の人が、年次大会参加者の中にいる可能性はある。
4)対面での年次大会の開催においては、会場の広さの関係もあり、人と人との間に一定程度の距離を開けることは難しく、濃厚接触は避けられない。
5)罹患していない人が、年次大会に参加することにより、ウイルスに罹患する可能性がある。
6)そして、それらの人が、学会会場から交通機関を使い移動することにより、さらに、ウイルスを多方面に広める可能性がある。
7)現時点(5 月末)では、一定程度、沈静化しているように見えるが、秋以降、第二波も想定されるため、上記について、継続して警戒をする必要がある。
上記のコロナウイルスに伴って生じる可能性の理由により、現在、それぞれの学会が本年度の年次大会を中止したり、10 月以降の開催を検討中ということで保留にしたりしています。また、対面での大会を避け、Web によるオンラインでの開催を行うことを決定している学会もあります。
Web での開催も検討したのですが、「Web での開催のニーズがそれほど高くないのではないか」ということに加えて、「Web での開催にあたってのリソース(ひと、もの、かね)」等のこともあり、難しという判断をしています。
来年度の開催については、まだ、正式な決定には至っておらず、未定の状況ですが、今年度開催しないということになれば、早い時期での開催を目指して準備をすすめていければと思っております。また、常任理事の方から、代替の案(Web配信による理事等によるリレーのレクチャー等)もいただいていおり、これらの点については、引き続き検討をさせていただければと思っております。ご意見をいただければ、ありがたいです。
大川一郎